先生のブログ

張替の『ほぼ日通信』

プロフィール
2012/01/06

5年生「女性キャリア」準備中

 今日は,取手聖徳女子中学校の第1回一般入学試験・学力特待選考試験が実施されました。朝は,この冬一番の冷え込みでしたが,取手聖徳女子中高にとっては,「熱い」一日です。

 

 受験生の熱気と張り詰めた雰囲気。私たち教員にとっても,緊張の一日でした。いつも以上に凛とした空気が,取手聖徳女子中高を包んでいました。1月9日(月)は,高等学校の推薦入学試験です。緊張の日々は続きます。

 

 さて,この冬休み,私はたくさんの本に囲まれて過ごしています。先日のメールでご紹介した3冊に加え,新たに2冊,読み終えました。

 

 まず1冊目は,吉永南央さんの『萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ』(文春文庫)。主人公は,杉浦草という,一人暮らしのおばあちゃん。「小蔵屋」という和食器とコーヒー豆を商うお店を経営する女性です。和製 ミス・マープル(アガサ・クリスティの推理小説の登場人物の一人)を思わせる人物です。快刀乱麻の大活躍ではありませんが,身近に起こった事件を持ち前の明るさと行動力で解決していきます。「老い」を考えさせられる部分もあり,しっとりとした読後感を誘う作品でした。

 

 そして,2冊目は,有川浩さんの『県庁おもてなし課』(角川書店)。『ダ・ヴィンチ』読者が選ぶ,2011年「ブック・オブ・ザ・イヤー」でランキング第1位に輝いた作品です。有川浩さんは,『図書館戦争』『フリーター,家を買う』『阪急電車』などの作品で,ご存知の方も多いと思います。この『県庁おもてなし課』は3月に発売されたときから気になっていたのですが,なかなか読む機会がありませんでした。

 

 それが,この冬,5年生の「女性キャリア」の3学期のプログラムを準備していく過程で,「ちょっと」いや「だいぶ」気になりだして,遂に手にとってしまいました。

 

 

 舞台は,高知県庁に新設された「おもてなし課」。県の観光振興を目的として活動する部署です。若き県庁職員の掛水は,その「おもてなし課」に配属され,悩み戸惑いながらも,高知県の観光振興に邁進します。観光特使就任を依頼された小説家や,過去のプロジェクトの失敗で県庁を追われた観光コーディネーターなど,個性的な人物が登場し,物語が展開していきます。

 

 高知県には「観光振興部おもてなし課」という部署が,実在します。また,清流「四万十川」,「ゆずの里」として有名な「馬路村」なども登場し,ドキュメントとフィクションが微妙なバランスで織り交ぜられて,物語が展開していきます。

 

 「お役所だからできること」「お役所だから気づかないこと」「お役所内の常識」「お役所外の常識」などなど,日頃「学校」という空間の中で仕事をしている人間のひとりとしても,考えさせられることもありました。

 

 巻末に添えられていた「参考文献」を見て,びっくり!!私が,5年生の「女性キャリア」の次のプログラムのスタート・プレゼンの準備段階で参考にした文献とほぼ重なっていました。帯に「恋する観光小説」「史上初,観光&恋愛エンターテインメント!!」とありましたが,まさにその通りの内容でした。参考になること満載でした。 

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