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  水 越 卓 治 

プロフィール
2017/06/02

卓407 日本でいちばん日本らしい所


この問いに対する答えは人によってさまざまでしょう。

   

伝統文化や歴史に着目して,奈良や京都などの古都や,

遺跡や古墳のある地を答える人もいるでしょうし,

国の中枢,首都としての東京(前身の江戸)や,

国会議事堂などの三権の機関を答える人もいるでしょうし,

  

富士山や,郷里の名峰を答える人もいるでしょうし,

伊勢神宮や出雲大社を答える人もいるでしょうし,

世界的なテーマパークを推す人はTDRUSJを答えるでしょうし,

   

四季の彩りに映える花や紅葉の名所を答える人,

波のたゆたう水辺や,名だたる温泉郷,

日本文学で描かれた地を答える人もいるでしょう。

  

私の答えはといいますと,

北海道から沖縄県まで各所の景観が思い浮かぶ中,

   

碓氷峠(うすいとうげ)を挟んだ東西の往来,

一言でいうなら,碓氷峠です。

群馬と長野の県境に在ります。

   

湿潤で急峻な日本の風土において,

高密度な人口によって生産される富を,

効率よく輸送する交通網の充実に向けた努力は,

人馬や舟運の時代からすでに挑戦が始まっていました。

  

これを語ると長~くなりますが,

東西日本を結んできた

海沿いルート(東海道)と,山間ルート(中山道)の

双方が発展していった中,

   

関東平野と中央高地(中部地方山間部)の

標高差をクリアーするために生み出された

山越えの技術や風物の数々に,日本らしさを感じます。

      

技術では,急勾配を結んだ鉄道運行技術(アプト式など),

1998年の北陸新幹線開通(当時は「長野行新幹線」),

風物では,駅での停車時間(機関車の連結・切り離し)

に売り出したお弁当が全国トップ人気の駅弁となったこと,などが。

   

群馬県松井田町の信越本線・横川駅,

「おぎのや」さんの「峠の釜めし」の姿を見るたび,

 

日本の気候, 日本の地形, 高い人口密度,

物流の需要, 東海道or中山道, 標高差との戦い,

山越え技術の進展, お弁当ビジネスの成功, 日本の新幹線

など,

  

峠の釜めしの中の具の数ほどに,

自国への思いがたぎる感があります。

  

2015/9/12  11:35

 

 

碓氷峠の往来については,2015/11/14オンエアの

「ブラタモリ」(NHK)にてわかりやすく紹介されまして,

ご覧になった方も多いことと思います。

http://ブラタモリ.jp/buratamori-20151114-karuizawa-769

    

   

この春の改訂前の高校・地理Aの教科書にも

これに関連することがコラムでわかりやすく載っていました。

  

 

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こちらは学校。

  

2017/6/2  10:42

   

中1・地理。

「気候帯」 の内容の小テスト,

実施数分前。

  

6/2  11:44

  

開始後。

  

11:49

  

真剣な時間の積み重ね。

   

体力・気力の条件下で,

真剣な時間をどれだけ積み重ねられるのかを,

自己認識・管理できるようになれるかが肝要です。

   

 

 

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