卓432 小さい秋 大きい秋
( 2017/11/16 7:45 )
この時季の学校周辺地域の田んぼの色は
少々黄緑に染まっています。
稲刈りはとうに9月に終わっているものの,
刈り取った稲株からまた芽が伸び出したもの。
( 11/19 13:44 )
あわれ,これからの寒さで枯れてしまうも,
来春の田起こし以降,次世代の肥やしと化するこの稲は,
穭(ひつじ)とよばれ,秋の季語にもなっています。
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5年生(高二)の地理の授業。
先々週の 卓430 http://torideseitoku-tblog.jp/mizukoshi/7596 で,
九州修学旅行出発前の5年生に配付した地図帳冊子
「景観観察と読図の演習」 のことをふれましたが,
今日はその冊子の提出日でした。
中ほどのページに設けた,次の課題への取り組み結果です。
「◆読図と景観 ( 地形,街並み,産業 (農業・工業・水産業・エネルギー) )
を比較して,地理的に気付いたことをコメントしてください。
提出期限は11月24日(金)です。」
クラスで提出が課されている
感想文とはまた別の切り口で,
目にした景観や受けた説明などから得た
地理的な情報を,文字化するというものでしたが,
8cm×19cm くらいの記入枠に,
200字~300字ほど書きしめてきた人が多く…。
一部をご紹介しましょう (「…」で始まる一文は,当方の挿入コメントです)。
ちなみに私の場合は,6年前(2011年)の引率が直近の見聞となります。
・じゃがいも畑が広がっていた。
(長崎県がじゃがいもの生産量)全国2位なだけありました。
・(栃木・日光の)いろは坂のようにくねくねしている道だった(雲仙温泉・新湯まで)。
(…海沿いの小浜温泉から,雲仙温泉へ登る国道57号はカーブの連続ですね)
・平戸: ・キリスト教関係の建物がたくさんあった。
・(町中に)教会とお寺が混在していた。
・雲仙: ・じゃがいも畑が広がっていた。
・噴気口(孔)が点在していてそれぞれに名前がついていた。
(…「雲仙地獄めぐり」の遊歩道ですね。)
・風力発電をしていた。
・長崎: ・出島は出た島ではなくなっていた。
・爆心地には当時の地層が残っていた。
・海沿いに造船所があった。
・阿蘇: ・巨大なカルデラで構成されている。
・米塚はスコリアと溶岩でできている。
・溶岩が流れた跡がくっきりと残っていた。(…壮大です。)
・雲仙ではとてもにおいましたが、箱根・大涌谷とは少し違ったにおいでした。
宿泊地であった雲仙新湯は、部屋の中までかすかににおいました。
旅館内の蛇口には、あまりそのまま飲まない方がよいと書いてあり、
本当に雲仙岳が近いのだ思いました。
・棚田があった。
・じゃがいも畑が多いところがあった。
・ヘベスというフルーツを食べさせて育ったヘベスブリ
(…ヘベスは,ユズ,スダチ,カボス,シークヮーサーと同様の
「香酸かんきつ類」のミカンの仲間なのですね。)
・(長崎の)グラバー園の海のみえるところから,造船所が見えた。
・風力発電が関東よりも見られた(山の上に風車があったり)。
・コンビニの(普通なら)カラフルな外装が,一部,
茶と白だけでなっていたところがあった(グラバー園に行く前の坂の下で)。
(…景観に調和したデザインを施すことに協力する例ですね)
・昔の街並みをのこしつつ,そこに新しいものもとりいれていた
(太宰府天満宮の通りにあったスタバなど)。
・雲仙の地獄めぐりは想像より(硫黄化合物の臭いが)くさくて
大変だったけど,地面もあったかくて,温泉すごいなと思った。
(…自然から受ける脅威と恩恵をまさに実感しましたね)
Bravo!
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11/20(月)は,担当する授業が無しとなりましたので,
調整のためにもお休みをいただきまして,
JRを利用して,晩秋の関東地方1都6県を周回。
景域を観察し,久々に訪れる地を懐かしむなどして過ごしました。
10時間半ほどかかりましたが,運賃は308円で済みました。
もちろん,不正乗車ではない,正規の運賃支払いです。
今日はその日のお昼ごはん関連の写真だけをご紹介しまして,
期末も近いので,くわしいことはまた別の機会に致しましょう。

( 2017/11/20 12:50 )

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( 13:09 )
( 13:17 )
( 13:20 九州ではなく チャーシューを堪能しました。 )
元気出していきましょう。
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