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  水 越 卓 治 

プロフィール
2018/01/19

卓440 意地と秩序

センター試験,初日の早暁。

  


2018/1/13  6:18

  

今年は,地理Bの北欧諸国に関する出題がかなり話題になりましたね。

この様子には,岸田今日子さんも天国で微笑なさっていたことと思います

(岸田今日子さんは,ムーミンの声の吹替えを長年担当された女優・声優さんです)

                          

    

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6年生(高三)が自由登校となって一週間。

   

これから先,さまざま。 一般受験に取り組む人,

推薦で受かった大学から出た課題に取り組む人,

発表会を控えた音楽科や児童保育進学コースの人,

で在籍の6割ほどの6年生が連日登校してきています。

   

ちなみに登校しない人の中には,

事前に1月の始業式日(1/10)までに手続きを終えて,

許可を得た上で自動車学校に通っている人,も

います (うち,「やはりな」,と思う面々は1/11に手続きを終了を)。

   

最寄駅までの足,日常生活の足として,

その必須アイテムとして,ハンドルを握り始め,

この春にドライバーデビューを飾ります。

    

1/6  8:50

  

自分の場合。

運転免許を取得して,30数年が過ぎました。

マイカーとは無縁だった家に育った私には,

運転免許は苦戦の末に,ようやく取得。

  

そのあと,車を入手。

通っていた大学は車社会に在りました。

そのため,学生時代は,買い物のほか,

アルバイト先への往復,サークルでの遠出などに必須でした。

    

大学4年の夏休みに,両親・姉との計4人で,

箱根から,静岡,山梨,信州・白馬へ抜ける4日間,

「夏は中部」 な行脚の全行程を自分がハンドル握った

このドライブが,生まれ育った家族4人だけでの旅行の最後にもなり。

   

奉職してからは,毎日の通勤で(今日も)。

平成に入り,1990年代の日本は,

一人あたりの車の保有量激増の時期でした。

   

1/6  16:32

  

人口が高密度な国,日本。

毎日運転していても,さまざまなドライバーさんをお見かけします。

学校にも,送迎の親御さん,来校のお客様,バスの運転士さん,等々。

   

相互に気遣いをすることが解っているドライバーさんもいますし,

そうではない方もいます。

 

ドライバーさんを見ていて思い,そのうえ,自戒するのは,

全体の流れや秩序を意識して運転していらっしゃる方と,

ご自分の意地だけで運転している方とに分かれていることです。

  

もちろん,ものごとは二元論で見極めるよりも,

多元論で見極めた方が見間違いが少ないわけですが,

運転経験の長短を問わず,

秩序派と意地派の二つにまずは見えてしまいます。

    

店の駐車場や教育機関の前などを猛スピードで駆け抜けるのは,

どうみても世の秩序を解した運転とは思えません。

   

電波時計がこれだけ普及しているのに,

時計すら読解せずに,判断抜きで周囲の流れに勝手に惑わされ,

内なる自分の慌て虫にそそのかされた状態でのハンドルさばきも,

意地だけに支配されている無謀ドライバーだと見做されるでしょう。

   

混んだ電車などの車内でも,個人個人に同様の状況は見受けますが,

自分で免許を取得してハンドルを握るという面で,

その責任性の大きさは,電車やバスの乗客でいる場合のレベルとは

比較になりません。

    

…もうすぐ運転を始めようとする高三生のみなさんの姿を見ていて,

いささか頭をよぎる暗雲のようなものは,そういうところにあります。

  

たとえば,

提出期限が守れません, 

直すよう指摘された内容がのみこめていません,

済んでもいないことを済んでいますと言い切ってしまう,などなどの,

 

学科教科の成績の高低よりも肝心な部分で,

欠陥が解消していない方(かた)がこれから

しようとする車の運転が,じつのところ,たいへんに不安です。

    

ご家庭・地域社会・教育現場でこれまでに,大事に育てられてきた分, 

年齢相応の,周辺社会に配慮する能力を,

一定の基準以上に高めたうえでフィニッシュを迎える。

 

自由登校期間の声掛けに重要な部分は,

たとえて言うなら,

そういうところにあるものなのかもしれません。

 

 

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