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  水 越 卓 治 

プロフィール
2018/08/03

卓468 優雅さゆえの余裕

8月に。

    

2018/8/3  13:32

    

夏休み中,何度となく教員研修が会議室で行われます。

   

教科の垣根を越えて,探求学習の実践事例を知る上で,

最良の機会でもあります。 

   

8/3  10:13  9:53

   

全11教科,教科ごとの発表。

今日は,保健体育,数学,美術,国語,家庭の5科で,約100分間。

下旬の某日には,書道,理科,礼法,英語,音楽の5科。

  

で, 社会科(地歴公科)ですか? 

これがもう,6/28などに 1科単独で終了しております。

       

10:30

   

今日の発表や話し合いの詳細については省略しますが,

    

体育→数学→美術→

 

という連続のしかたに,段差のないスムーズさを感じました。

    

私自身よく,生徒の皆さんには,

「体育と数学は同じ (=共通点が多い)。」 などと話しますし,

数学と美術の間に介在する共通項などにも関心があります。

      

体・数の場合, 技能の鍛錬,思考力の錬成,そしてその繰り返し。

どれも, 限定された時間内に要されるのは, 判断力。

それにより,計算技能も,スポーツや武道の技能も,磨かれます。

   

ただ,たとえ技能が向上していても,

「この場合,どの公式を使えば,解けるんですかー?」

「この場合,どのワザを使えば,勝てるんですかー?」

などと人に聞いちゃったなら,

   

思考力や判断力とはいったい何か,

やってきた(=演習してきた)ことの意味とはいったい何か,

…という壁に当たることでしょう。

   

数学の場合だと, ひとつの解を追い求めるものとも思われがちですが,

解までの思考過程が, 幾通りも在るところが面白いわけで,

最近の授業では,グループ学習において,この部分の活性化を

大いに導入しているとのことでした。

   

 

7/7  10:25  10:26

   

たしかに (ここから私見です),

「やっつけ仕事」 的な態勢では,

「別解」 (ほかの解き方) が醸し出す多様な魅力に,

微塵も触れることはできないでしょう。

   

でもそれよりも,重要な能力とは,

場合分けの美学とでも言いましょうか。

   

どの解法が,もっとも不具合が最小限で済むものなのか。

どの解法が,複雑さを露呈せずに, コンパクトに収まった表現なのか。

どの解法が,具象と抽象の表現バランスを, もっともよく保っているのか。

どの解法が,交響曲など聴こえてきそうな, 美的な流れを表象しているのか。

どの解法が,もっとも優雅(エレガント)な進め方, といえるのか。

   

それぞれの解法に,徳の高低があるのなら,

限定された近道だけで解を導き出して「はい終わり」というものでもなく,

「どの公式を使うべきなのですか」 と他人に問いを投げるのではなく,

   

「どの解法がエレガント(優雅)な進め方なのだろう」 

と自問したり,協調し合って思考することこそが,

たとえ多少時間がかかったとしても,

最高の解法なのかもしれません。

  

この複雑な日本社会・国際社会を生きていくうえで,

度量衡の疎さにはまってしまうことから,人の歩みを救う使命も,

決して無駄ではないと思うこともあります。

     

    

∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬∬

    

   

取手聖徳の皆さんが年に3回ほど音楽鑑賞会のために

訪れる聖徳大のある松戸市に,2か月前に

初めて高速道路が通じました。

外環道といいます。

 


7/30  14:44

     

ここは,低地側と台地側の境目。

低地にある松戸駅,台地上にある聖徳大の

間を隔てる崖線(がいせん)。ここからトンネルです。

   

崖線は,千葉県の北部に広がる下総台地の西端でもあり,

北から南へ流れる江戸川の低地を前に縦断します。

  

音鑑の際,石段100段を上り下りした世代も,

プラレのエスカで上下した世代も,

9回は往復したであろう傾斜が,

この崖線ということになります (聖徳大生は無数に往復)。

 

  

7/30  14:46

   

トンネルは,入る時もなぜかワクワクとし,

出る時もなぜかワクワクとする。

    

そうではないケースもありえますが,

ある意味,エレガントな結界ゆえのことなのかもしれません。

     

    

  

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