先生のブログ

 weekly TAKU        Puis-je vous aider?

  水 越 卓 治 

プロフィール
2019/01/18

卓492 三十幾周

 

いよいよ大学入試センター試験。

初日(1/19(土))の朝一番は地歴から。

地理A・地理B 受験組の健闘を想います。

今年は多分,ビッケやムーミンの出題はないでしょう。

  

2019/1/18  6:57

  

こちらは.センター試験ではなく,

金曜日の本校の高校一般入試等々。

担当ゆえ今日は,

7:00から19:40まで学校におりました。

   

途中,グラウンドの隅に駐めていた車を

玄関の横へ移動の際,

  

1/18  16:06

   

陽が少し延びたのか,

4時台でも明るい感じでしたが,

北からの「からっ風」(「筑波おろし」)がやはり冷たく…。

  

話は替わりますが,

1期~14期卒業生の合同の同窓会が,

2/3(日)に予定されています。

担当の酒井先生が,きょう申し込み数が

50件を超えましたと話していました。

くわしくはこちらからどうぞ。

 ⇒ https://www.seitoku.jp/toride/2018/12/13217/

   

なお,1期生は昭和61年卒,

14期生は平成11年卒です。

  

*********************

  

毎年1月になると,

この本が書店の学参コーナーに並びます。

   

( ちなみにSuicaで支払いました。 )

     

当ブログでも過去に何度かとりあげさせて

いただいているこの本は,地理の授業でも

副教材として使用しています。

    

今,平成をふりかえる企画内容が

テレビの報道やバラエティ番組で盛んです。

その流れに乗るわけではないのですが,

   

  

平成元年(1989年)に出たバージョンがありましたので,

  

2冊見比べて,経年変化を考える問いを,

3つだけつくってみました。

   

 

第1問. 何の統計?「×××の生産」

 生産量のトップ5。世界計は30年で倍以上に増加。

1986年(昭和61年)   2016年(平成28年)

日本   12060 26.3 中国   28119 29.6

アメリカ 11319 24.7 アメリカ 12181  12.8

西ドイツ  4609 10.1 日本    9205   9.7

フランス  3195  7.0 ドイツ   5747   6.0

イタリア  1831  4.0 インド   4519   4.8

・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

世界計  45761 100.0 世界計  95058 100.0

数量の単位は「千台」です。

 

 

第2問. 何の統計?「×××の飼養頭数」

 飼養頭数量のトップ5。全国計は30年で3割強減少。

1986年(昭和61年)   2016年(平成28年)

北海道    808 39.4 北海道    779 58.9

千葉      89  4.3 栃木      52   3.9

群馬      75  3.7 岩手      43   3.3

岩手      75  3.7 熊本      42   3.2

栃木      65  3.2 群馬      35   2.6

・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

全国計   2049 100.0 全国計   1323 100.0

数量の単位は「千頭」です。

   

 

第3問. 何の統計?「×××の生産」

 生産量のトップ5。 世界計は30年で 1.5倍の増加。

1987年(昭和62年)     2016年(平成28年)

ブラジル    2112  34.4 ブラジル     3019 32.7

コロンビア  654  10.6 ベトナム     1461  15.8

インドネシア 330   5.4 コロンビア    745   8.1

メキシコ     315  5.1 インドネシア 639   6.9

コートジボアール  260   4.2 エチオピア  469   5.1

・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・

世界計     6145 100.0 世界計  9222 100.0

数量の単位は「千トン」です。

 

というわけで,解説・解答です。

今お忙しくない方,雑談を聴く程度でお付き合いください。

  

第1問についてです

数量の単位は「千台」です,というと

もうバレバレですよね。

中国が生産第1位になって10年ほどになります。

ドイツや日本のメーカーによる製品品質の

信頼度が高いことでも知られているこの品物は,

  

自動車です。

この30年の間に,日本も中国も,

自動車保有人口は増えました。

  

ちなみに,日本の自動車メーカーは,

製品の6~8割を,他国で生産するように

なったことなどが,日本での生産台数の変化に

現れています。

 

第2問についてです

単位から考えて,まず,

ニワトリではなさそうですね。

北海道がダントツでこちらもバレバレ。

全国総計は7割ほどに減っています。

  

第2位だった千葉県は,

2016年は示されていませんが,

第6位(31千頭)にありまして,3分の1に減少。

  

日持ちがしなかった生乳(牛乳など)の生産は,

昭和(特に戦後)に,東京など大都市近郊の

千葉県などで発達したのに対し,

 

バターやチーズの生産は,北海道など,

大消費地である大都市から遠く離れた地域で

発達したという傾向がありました

(…で,問いの答えは 乳牛(乳用牛)です)。

  

しかし,昭和後期の技術の進歩により,

高速道路,航空機,保冷トラックなどが

活用されるようになると,

輸送上の制約が緩和され,

北海道など遠方の牛乳も,

大消費地に届くようになりました。

    

小売の方法も激変します。

牛乳販売店による瓶入りの宅配販売は,

ほとんど見ることがなくなったのは,

1970年代以降の大型スーパーや

コンビニを中心とする流通革命の結果であり,

このことが乳牛の生産農家数や飼養頭数に

影響を与えていると見てよいでしょう。

    

大都市近郊の都市化(住宅地の増加)も,

近郊にあった畜産農家や酪農家の

減少または移動(移転)を促進しています。

  

  

第3問についてです

ブラジルがダントツであるのと,

熱帯に位置する国々から見て,

コーヒー豆とすぐに連想しやすい表です。

  

特に,コロンビアを追い抜いて,

第2位にベトナムが登場してきたのは,

2000年ころからのことで,

「ドイモイ(刷新)政策」の推進の結果,

農業,工業,観光産業などに大きな

伸びと躍進が見られるようになりました。

  

コーヒー豆から話は工業製品へと移りますが,

中国が多数担っていた繊維産業などの工業も

今はベトナムなどの近隣諸国に移動しつつあり,

日本の百均にある品物も,中国産ばかりでは

なくなってきました。

  

ここ4~5年の間には,

中国やベトナムからさらに

原料や労働力の安い国々への移動も見られます。

  

大手スーパーで見かける衣類が

ミャンマー製,バングラデシュ製の表示であったり,

パック入りのきゅうりの漬物の原料が

ラオス産の表示であったりするなど,

身の回りの品物が中国発よりも,

ASEAN諸国発のものに移りつつあります。

中国の経済成長と,経済水準の向上に因るものです。

   

実際ベトナムでは,コーヒーはよく飲まれておりまして,

フランスの植民地支配(1884-1949)の影響もあってか,

カフェオレで飲む文化がさらに独特な発展を遂げ,

練乳で甘くしていただく様子などは,

「ベトナム コーヒー」などで検索すると,

動画で見ることができます。

   

  

   

 

0 コメント
コメント一覧
コメントがありません。
コメントを書く
お名前:

Email/URLを追加しますか? >> 追加
コメント: